当記事では、ときわの花について紹介いたします。
ときわの花は、日本原産の多年草で、春から初夏にかけて白やピンク色の美しい花を咲かせます。その美しさから日本各地で自生していますが、近年は減少の傾向にあります。
ときわの花は、『日本の重要野生生物500』にも掲載されており、国の天然記念物に指定されています。
また、ときわの花は食用にもなります。花弁を素麺やうどんに加えたり、天ぷらにすることができます。しかし、自生しているものを摘むことは禁止されています。また、ときわの花は漢方薬としても用いられており、利尿作用や消炎作用があるとされています。
ときわの花は、草丈が30~50cmと比較的低く、花弁が5枚開花します。花の形状は楕円形で、花の中心には明るい黄色の蜜を集める蜜腺があります。
ときわの花は、尾瀬や白馬、戸隠など全国各地で見ることができますが、春先から初夏にかけて見ごろです。
今後も、ときわの花を保護し、大切にしていくことが求められます。